いちょうの会は、ゆりのき台地域の熟年世代の交流サークルです。
5丁目のふれあい行事、お花見の会(3月開催)にも毎年明るい笑顔でお越しくださっていますね。
いちょうの会から、熟年世代の方々へ「一緒に参加しませんか?」とお仲間を募るお声掛けがあります。
「現役を退いた後は黄落(こうらく)のように美しく老いていきたい」。自主運営を方針に、楽しく仲良く助け合って行くことをモットーに活動されています。
「黄落」とは、黄金色に色づいた銀杏(いちょう)が、葉を舞い散らす壮麗な姿を表す晩秋の季語です。いちょうの会では、特に飯綱神社の御神木、樹齢450年になる大銀杏の黄落期の堂々とした姿を意味され、会の名前の由来になっているそうです。
会員は、ゆりのき台地区で概ね65才以上、現在63名(男性28名,女性35名)で交流されています。5丁目の会員が一番多く、約30名の方がいらっしゃるそうです。
「元気な人の目で捉えた活動ではなく、老いの目から見て、互いの立場を思いやることを大切にしています。」と言われるその活動内容は、「つつじ祭り参加」「日帰りバスハイク」「お楽しみ会」「忘年会」「お花見の会」など、月に1回のペースで行事が設けられています。
また会員同士の中で、同好会(ウォーキング、グランドゴルフ、カラオケ)や、趣味の集り(四季の会、日本舞踊など)のような交流の機会が自然発生的に生まれ、活動の広がりを見せているそうです。
年6回開催されている「お楽しみ会」の11月の様子です。
会場のふれあいプラザは、送迎バスでラクラク移動になります。3階の大広間には舞台もカラオケもあり、半日ほど貸し切って、くつろげる雰囲気の中で行われます。
まずは、みんなの体操の音楽に合わせて身体をほぐします。「一人一人の体調に応じて、負担のないよう動かしてくださいね!」みなさんとても良いバランスです。
発声することも大切ですね。会の歌「大きないちょうの木の下で」や、懐かしい唱歌を大きな声で合唱します。
健康まめ知識など新聞記事の切り抜きを用いて、プチ講習会もあります。今後の生活のプラスになるような暮らしの情報が交換されます。
昼食は注文しておいたお弁当やお菓子を歓談しながら頂きます。
お楽しみタイムでは、楽器の演奏やカラオケ、かくし芸などのエンタテイメントで場が沸きます。
「舞台に上がる方も見る方も同じ時代を経験してきた者同士、心に響き合うものがある」というお話しです。
お誕生日のお祝いもあります。舞台上で花束とお祝の言葉が贈られます。たくさんの方にお祝されてとても嬉しそうです。
参加されている方にお話をお伺いしました。
●「先に参加していた家内に勧められて自分も参加するようになりました。以前は、家で黙ってテレビを観ているだけでしたが、ここに来れば誰かと話せます。地域、生活、健康などについて同世代と話すと、気持が癒されます(70代男性)。」
●「和やかな場ですね。自分は社交的に話す方じゃないけれど、出て来られた方々の顔を見ているだけでも、みなさん元気そうで良かったなと嬉しい気持になっています(80代男性)。」
●「日帰りバスハイクが一番の楽しみ。趣味の仲間が集る四季の会も楽しいです。いろいろな交流につながっていきますね(70代女性)。」
と、それぞれの方の楽しみ方が聞かれました。
「熟年世代の生活実態として、『外に出るきっかけがない』『人と話しをする機会がほとんどない』といった方が少なくないと思います。一歩、足を踏み出すつもりでご参加いただけたらと思います。私たちもお仲間が増えるのはとても嬉しいことです。一緒に楽しい会にしていきましょう。」と、会員の皆さんは交流の輪が広がることを希望されています。
ゆりのき台5丁目自治会メールアドレス:yurinoki5@gmail.com